アジサイの観賞



11,枝の特徴

〜通常の枝〜
   
上はガクアジサイの伊豆の華の枝を拡大した写真である。品種によって多少の差異は見られるものの、アジサイの枝は基本的には緑色で、若干黒い斑点が見られる。


〜斑点の多い枝をもつ黒姫〜

上は山アジサイの黒姫の枝を拡大した写真である。上記の通常の枝で紹介している伊豆の華と比べるとその差は一目瞭然。黒軸とまではいかないものの、これだけ黒みのある枝はあまり他の品種では見かけない。


〜うぶ毛の多い枝〜
    
左から山アジサイの伊予の薄墨、伊予小町のそれぞれの枝を拡大した写真である。伊予の薄墨は長い毛が、伊予小町は短い毛がびっしりと生えている。赤軸や黒軸のように鑑賞の対象というほどではないが、これも一つの特徴である。


〜青軸〜
   
上はガクアジサイの三河千鳥の枝を拡大した写真である。こちらは上記の黒姫とは正反対に全く黒い斑点が見られない。このように黒い斑点が全くない品種は意外とありそうでない。


〜赤軸〜
   
上は山アジサイの紫紅梅の枝を拡大した写真である。赤軸は品種によって赤みの強弱はあるが、通常の緑色がベースの枝とは明らかに違う色の枝になる。最も目立つ色の枝である。


〜黒軸〜
   
上は山アジサイの阿波紫の枝を拡大した写真である。赤軸とは違いこちらは枝に黒みを帯びるのが特徴。色の濃いものはかなり黒くなり、そうでないものは濃い紫色のような色合いになる。青系の花とコントラストの相性が良い。